中鋼グループは大気汚染防止面においても努力を惜しまず、中龍は原材料置き場の室内化工事を、中鋼では密閉式の石炭置き場の建設を推進し、これまでの屋外にあった石炭置き場に取って代え、粉塵による環境汚染を低減し、製鋼原料の運用機能を高めています。石炭の保管量を増やし、作業効率を高めるため、原料運搬台車とセミポータルスクレーパー式リクレーマー(Semi-portal Scraper Reclaimer, SCR)による原材料の保管、取り出し作業を行っています。
SCRは連続式のスクレーパーリクレーマーとして、リモート設定が可能で、大型車両を使用して原材料の自動取り出し、整理、備蓄量のスキャン、記録などの作業を行っています。中機はグループ工事を専門的に分業化し、中機EPC(Engineering, Procurement, Construction, EPC)ターンキーではそれぞれ4台のSCRを中鋼と中龍に供給しており、実際の行動によって中機の輸送設備 EPC ターンキーの専門能力を積極的に深化させています。 本プロジェクト完成後、原材料保管場所の顆粒状物質散逸除去率は87.5%から98%へと高まり、石炭灰の拡散を抑え、大気汚染改善を実現しています。
