製品の説明

中機では、 2016 年から台湾鉄道車両のバリアフリー化改造工事を行っており、車両の改装を通じて車両に元々あった段差をなくし、車両の通路フロアとホームを同じ高さにし、シームレスで旅客が安全に乗降を行えるようにしています。

工事範囲
製品の機能

乗客は一歩で乗車でき、荷物も直接押して車内に入れるようにし、バリアフリーな乗車スペースを達成するとともに、ベビーカー、身障者又は行動の不便な方を含めた皆様が『気軽に列車に乗れる』ようにしています。

TEMU1000改造後の可動ステップ
TEMU1000改造後の可動ステップ
TEMU1000の元の可動ステップ
TEMU1000の元の可動ステップ
TEMU1000を中機の協力工場で改造(台中大肚)
TEMU1000を中機の協力工場で改造(台中大肚)
改造後、台鉄の監視製造および第三者機関(TUVラインラント)と、本線での動的試験走行、ステップ動作試験、ホームとの隙間測定を行いました。
改造後、台鉄の監視製造および第三者機関(TUVラインラント)と、本線での動的試験走行、ステップ動作試験、ホームとの隙間測定を行いました。
中機鉄道車両のマット装置の特許証明書
中機鉄道車両のマット装置の特許証明書
特別な紹介

台鉄TEMU1000(太魯閤)がホームに停車するとき、車両床とホームとの距離がかなり離れており、本来の可動ステップと車両床には高低差があり、乗客はつまづく危険性があり、ベビーカーでのアクセスは不便です。
乗客の乗降安全性と利便性を高めるため、中機の設計所の技術者である劉承恩は、勤勉に担当し、全力で取り組みました。複数回の提案により、台鉄の実際の要件を理解した後、TEMU1000に対して最小の変更で、傾斜式車両が液に停車した時に、段差なしの可動ステップを実現しました。これにより、幼児、高齢者、障がい者は便利に乗降できるようになりました。
この国産の自社設計で改造した可動式ステップは、測定器での耐久性と荷重測定に合格し、無人で何度も実車運転で台湾全土にて試験し、この改造プランが車両とホームとの隙間を効果的に減らすことができることを確認しました。さらに2019年7月21日に特許M581074号を取得し、列車のマット装置はその実力を証明しました。
鉄道改建工程局のホーム改造プロジェクト(従来のホームは92cm高さ -> 115cmまで上げて車両との高さを同一にする)に協力し、TEMU1000太魯閤号のステップ改造は2022年9月14日に車両改造を開始しました。この改造フローは、工場入庫→検査→試験→検収→保証期間に入る、というものです。この車両タイプでは7編成を改造しました。2023/05/09に改造完了。

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